お金を掛けてリノベーションをすることで入居率の画期的な改善は期待できますが、まずは、比較的少ない費用で取り組みやすい空室改善をお勧めします。

1.共用部の清掃

内覧している人がいても入居が決まらない理由の一つとして物件のイメージが悪いケースが考えられます。
共用スペースでは、郵便受けに溜まったチラシや、ごみ捨て場に溢れたごみ、明らかに使っていない自転車はないか確認しましょう。
夕方以降の内覧に備えて電球切れも無いかチェック。何年も貼りっぱなしの掲示物も撤去しましょう。

共用部の清掃のイメージ

2.室内の装飾

室内をちょっとした小物で飾るだけで内覧時のイメージは、とても良くなります。
スリッパは準備したいところですが、玄関にキーフックやポプリ(芳香用乾燥草花)、キッチンにタイルカーペットを敷くだけでも随分とイメージは良くなります。
また、メジャー、メモ用紙、筆記用具なども入居希望者には喜ばれます。
POPでの物件のアピールも効果的です。
全部揃えても1万円前後です。
また、定期的な換気で、匂いをこもらせないことも忘れずに。
あわせて内装についても、壁の1面だけアクセントで色を付けると、部屋の雰囲気を大きく変えることができ、入居募集用の写真の見栄えもあがります。ただし色選びの際は、オーナー様自身の好みではなく、ターゲットに合った色を管理不動産業者さんに選んでもらいましょう。

室内の装飾のイメージ

3.フリーレント

次は、フリーレントの検討です。
フリーレント期間は一般的に1~2ヶ月で、その間の家賃収入が無いので敬遠しがちですが、「家賃の値下げ」と比べてもメリットがありますので、3ヶ月、4ヶ月・・・長期の空室が懸念される場合は、積極的に検討して良いシステムだと思います。
家賃を値下げしてしまうと、将来的な値上げが難しい、他の入居者からも同額の値下げを求められてしまうなど、収支のマイナスにつながるデメリットが発生します。
フリーレント物件は、入居する際の初期費用が抑えられるというメリットが有り、入居者にも人気が有ります。
ただし、年数の経過、近隣の競合物件の増加、近隣の魅力的な施設などの移転(学校、病院、スーパーなど)で、どうしても家賃の値下げが必要となるケースも有りますので、納得出来るまで仲介不動産業者の話を聞き、決断しなければならないケースも有ります。

フリーレントのイメージ

4.インターネットフリー

人気設備ランキングの常に上位に入るインターネット。
パソコンやスマートフォンだけではなく、最近ではインターネットでつながったゲーム機や家電も増え、新築物件では必須アイテムとなっています。
無線で工事が不要なインターネット接続も増えてきており、今満室の物件でも検討して頂きたい設備です。

インターネットフリーのイメージ

5.ペット可能への条件変更

次の空室対策は「ペット可能」への募集条件の変更です。
木造などの場合は特別な防音工事が必要なため工事費が多額になるためお勧めできませんが、鉄筋コンクリート造など遮音性が高い物件には短期間での入居率改善が期待できます。
もちろん、それなりの改修工事が必要になりますが、近隣にペットOK物件が少なければ家賃のアップも期待出来ます。
検討したい改修工事には以下のようなものが有ります。

  • ・ペット専用の足洗い場:エントランス付近に設置。できれば給湯設備もワンセットで。
  • ・ドッグフェンス:室内からの飛び出し防止に。
  • ・リードフック:室内玄関や足洗い場に。
  • ・ペット対応床材:滑りにくい素材で。腰高まで床材を立ち上げることもお勧め。。
  • ・ペット対応壁材:ベストは消臭、爪あとなど簡単な補修で済む漆喰(しっくい)壁ですが、クロスでも消臭、汚れ防止機能のある商品も有ります。
  • ・ペット専用くぐり戸:室内のドアなどに。
  • ・キャットステップ:壁下地の確認は必要になりますが、喜ばれるアイテム。

この他にも費用やスペースが必要になりますが、汚物ダスト、グルーミングルーム、ドッグラン、コンセントの(腰高以上の高さへの)移動なども喜ばれます。
【ペット可への変更はソフト面も重要】
退去時の補修の範囲を賃借人との間で決めておく、敷金を多めに預かる、飼育の徹底を促す、入居者同士や近隣とのトラブルを防ぐため、飼い主に守ってもらうルールを決めるなど、専用サイトを参考にしたり、ペット物件の取扱のある不動産業者に確認したりしましょう。
また、もともとの入居者への「ペット可」についての事前説明を十分に行うことと、退去者が出るリスクが有ることもお忘れなく。

ペット可能への条件変更のイメージ

6.防犯設備の強化

入居者が賃貸住宅に求める設備ランキングを見ても、水回りなどの設備機器やインターネット設備などと並んで上位にランクインするのが防犯設備です。
無線タイプで簡単に取り付けられるテレビモニター付インターホンや、エントランスのオートロック、防犯カメラなどに加え、最近ではホームセキュリティシステムを求める入居者も増えています。費用面での負担は大きいですが、単身者、ファミリー問わず人気で、特に女性をターゲットにした物件では必須アイテムになりつつあります。

防犯設備の強化のイメージ

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